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CanMV K230 ガイド

CanMV K230 v1.1 のセットアップと使い方をまとめたガイドです。

ボード概要

項目
ボード CanMV K230 v1.1
SoC Kendryte K230
RAM 512 MB LPDDR3
WiFi チップ Broadcom (bcmdhd ドライバ、2.4GHz のみ)
シリアル接続 USB 経由 /dev/ttyACM0 115200baud

デュアルコア構成

K230 は 2 つの Xuantie C908 (RISC-V 64-bit) コアを搭載し、それぞれ異なる OS が動作するヘテロジニアス構成です。

Big コア (CPU1) Little コア (CPU0)
クロック 1.6 GHz 800 MHz
OS RT-Smart (リアルタイム OS) Linux 5.10.4
役割 AI 推論 (KPU)、メディア処理 システム制御、ネットワーク、ユーザー操作
特徴 RISC-V Vector 1.0 (128-bit) Big コアの起動を制御

両コア間は共有ファイルシステム (/sharefs) を通じて通信します。

KPU (AI アクセラレータ)

INT8/INT16 推論に対応し、nncase コンパイラで ONNX/TFLite モデルを kmodel に変換して実行します。 KPU が対応しないオペレータ(softmax 等)は Big コアの RVV 1.0 で高速に処理されます。

リンク集

公式ドキュメント・SDK

CanMV (MicroPython)

AI 開発

ハードウェア

ファームウェアダウンロード

OS イメージの準備

ダウンロード

以下の URL から SD カード用イメージをダウンロードします。

https://kendryte-download.canaan-creative.com/k230/release/sdk_images/v2.0/k230_canmv_defconfig/CanMV-K230_sdcard_v2.0_nncase_v2.10.0.img.gz
wget https://kendryte-download.canaan-creative.com/k230/release/sdk_images/v2.0/k230_canmv_defconfig/CanMV-K230_sdcard_v2.0_nncase_v2.10.0.img.gz
gunzip CanMV-K230_sdcard_v2.0_nncase_v2.10.0.img.gz

SD カードへの書き込み

デバイス名の確認

of= に指定するデバイス名は環境によって異なります(/dev/sda, /dev/sdb, /dev/mmcblk0 等)。 書き込み先を間違えるとデータが消失します。 lsblk 等で必ず確認してください。

sudo dd if=CanMV-K230_sdcard_v2.0_nncase_v2.10.0.img of=/dev/sdX bs=1M oflag=sync

ボードの起動

  1. 書き込み済み SD カードを K230 に挿入
  2. USB ケーブルでホスト PC に接続
  3. 電源が入ると自動的に Linux が起動

シリアル接続

USB 接続すると、ホスト PC 上に /dev/ttyACM0 が現れます。 picocom を使ってシリアルコンソールにアクセスできます。

picocom -b 115200 /dev/ttyACM0

picocom のインストール

Debian/Ubuntu の場合: sudo apt install picocom

picocom の終了

Ctrl-a Ctrl-x で picocom を終了できます。

ログインプロンプトが表示されたら、root でログインします(パスワードなし)。